超リアルタイムライブ配信とは

超リアルタイムライブ配信とは、最短数百ミリ秒程度の遅延で、ライブ映像を視聴者に配信する技術です。

従来のインターネットライブ配信は、Webダウンロード技術を応用したものであるため、ライブ映像が視聴者に届くまで 30 秒〜数分程度の遅れが発生していました。 この遅延により単純なライブ配信以上のサービスを提供することはこれまで困難でした。しかしながら、 WebRTC 等の最新技術の登場により、映像のストリーム処理が Web 上でも可能となったため、最短で数百ミリ秒程度の超低遅延ライブ配信が可能になりました。

これにより、複数スピーカーによる遠隔パネルディスカッション配信や、音楽ライブやスポーツイベントのマルチアングル配信、ライブクイズやオンラインオークションなど多様な映像配信サービスが可能となります。 ここで、ライブ配信サービスでは、数百万規模の同時視聴や回線状況に応じた視聴者毎の配信映像の制御など、難易度の高い技術要件をクリアする必要があります。

NTTコミュニケーションズでは、超低遅延ライブ配信においてこれらを実現するため、WebRTC プラットフォームSkyWayで培った経験やノウハウを基に技術開発に取り組んでいます。